Zabbix-1.8.x および 2.0.x 上での動作確認をしております。
Z4X Agentdは、Zabbix AgentdのAndroidバージョンです。しかしながら、全ての機能を実装していないLesserバージョンです。というのも、設計思想の違いからZabbixサーバにAndroid端末を固定IPで登録し、サーバから端末にアクセスすることは困難だからです。
送信データとして、Linux版に準じたほとんどの情報をAndroid端末からZabbixサーバへ送ります。さらに、GPS情報やバッテリー情報も送ることができます。
その他の優位な機能として、
・データの分割送信
・データ送信の一時停止
があります。これはモバイル環境を意識した設計になっています。
設定項目
ホスト名 : Zabbixサーバに登録したホスト名
Zabbixサーバ : ,区切りで複数指定できます。左側から検索して最初に送信可能なサーバのみに送信します。
データ送信の中止 : 一時的にデータ送信を中止するときに使用します。
GPSサーヴィス : GPSトラッキングを行うときに使用します。
ネットワークインターフェイス : データ取得を行うインターフェイスを,区切りで指定します。Wifiは、2.2ではeth0、4.2ではwlan0でした。2.2では3G回線はrmnet0でした。他にloなどあります。詳細は、/proc/net/dev を見てください。
送信データレヴェル : 送信データ項目を設定します。詳細は下記。
データ分割送信 : 一回に大容量を送付したときにデータを受け付けない等のときに使用します。ログに「returning string error. Suggest to send split data.」と表示されるときに使用してください。
データ分割サイズ : データ分割サイズを指定します。上記のデータ分割送信が有効なときに使用されます。
送信項目については下記を参考にしてください。
Android独自の項目以外はLinux Agentdの項目に準じています。また、各アイテムは、Zabbixエージェント(アクティブ) タイプに設定する必要があります。
ヴァージョン 1.7よりテンプレートファイルを添付しました。ご利用してください。
送信データレヴェル 送信項目
= 少し =
cpu.freq 整数 (CPU周波数 Hz)
gps.position 文字列 (緯度,経度,高度 で出力)
battery.level 浮動小数 (%)
= 中くらい =
net.if.in[#if#,byes] 浮動小数 (#if#は設定メニューで設定したインターフェイス名)
net.if.out[#if#,byes] 浮動小数 (同上)
system.cpu.load[,avg1] 浮動小数
system.cpu.load[,avg5] 浮動小数
system.cpu.load[,avg15] 浮動小数
proc.num[] 整数
vm.memory.size[cached] 整数
vm.memory.size[free] 整数
vm.memory.size[shared] 整数
vm.memory.size[buffers] 整数
vm.memory.size[total] 整数
= 一杯 =
system.boottime 整数
system.localtime 整数
system.uptime 整数
system.uname 文字列
vfs.fs.size[#dir#,free] 整数 (#dir# は、/system, /data, /sdcard の3種類)
vfs.fs.size[[#dir#,pfree] 整数 (同上)
vfs.fs.size[[#dir#,total] 整数 (同上)
vfs.fs.size[[#dir#,used] 整数 (同上)
vfs.fs.size[[#dir#,pused] 整数 (同上)
kernel.maxfiles 整数
kernel.maxproc 整数
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